香川大学医学部整形外科学教室からのご挨拶

教授 山本 哲司

教授 山本 哲司

2005年から香川大学医学部整形外科学教室の教授と附属病院の診療科長およびリハビリテーション部部長を担当しております。本教室は1982年の初代上野良三教授の着任に伴い開講した比較的新しい教室で、私は二代目の乗松尋道教授の後任となります。整形外科は四肢の骨関節や脊椎の疾患を広く取り扱う診療分野であり、入院および外来患者数とも、患者数においては単一診療科としては内科についで多い診療科です。特に高齢化社会においては脊椎や四肢の障害を放置すると個々のQOLが低下し、健康寿命つまり心身ともに自立し健康的に生活できる期間が短縮する傾向があります。運動器に関連するこの悪現象を予防するために、様々な疾患や障害に対して専門的知識を駆使しながら、保存的治療と手術的治療を提案するプロの集団です。

初代の上野良三教授は股関節の骨切り術を中心とした関節温存手術の開発と臨床応用に力を入れられ、その基本理念は現在も股関節外科グループに受け継がれており、それらの手術に加えて近年では新しい機種を用いた人工股関節置換術を多数例行っています。また二代目の乗松尋道教授は小児整形外科学およびリハビリテーション医学の研究を進められ大きな業績を挙げてこられました。また骨粗鬆症の基礎研究にも力を注がれ多くの知見を海外に発信してこられました。私の専門は骨軟部腫瘍の診断と治療ですが、自分の専門分野に偏ることなく、股関節および膝関節外科、手外科をはじめとする上肢の外科、脊椎外科、リウマチ関節外科、小児整形外科、マイクロサージャリー、スポーツ整形外科、リハビリテーション医学などすべての運動器疾患に対応できる人材を育成したいと考えています。

整形外科としての病院での収益の伸びも順調です。本院整形外科の収益は2017年度においては数年前より20%以上増加し、単一診療科として全病院収入の7%を超えています。また紹介患者数も2017年度は約900名であり2012年度に比して20%の増加であります。

さらに発展させるために香川大学整形外科学教室の臨床のレパートリーを増やして、あらゆる整形外科疾患に対応できるように切磋琢磨しながら、よい治療成績を残してそれを香川県および近隣の県の整形外科医に認めていただき信頼を得ようと日々努力しています。このような医療経済学的な要素、地域医療への貢献、特定機能病院としての役割、研究機関としての責務、医学教育機関としての役割など様々な点を考慮しながらよりよい教室の運営に心がけて参りたいと考えます。

以上のようにわれわれの教室は分野に偏ることのない様々な整形外科のサブスペシャルティーの人材養成機関を目指しています。教室のスタッフは若く情熱にあふれ後輩の指導に熱意をもっています。教室の雰囲気は明るく他診療科からもうらやまれるほどです。最後に、後期研修にあたって整形外科の専攻医を志す方々は、是非われわれの教室を訪れてその雰囲気を味わい、一緒に手術参加をしてみてください。教室員全員で温かくお迎えいたします。

香川大学医学部整形外科学教室
教授 山本 哲司

沿革

上野 良三 初代教授

香川医科大学
上野 良三 初代教授
(昭和57年4月~平成2年3月)

主催学会 会期
第17回中国・四国整形外科学会 昭和59年11月18日(高松)
第5回日独整形外科学会 昭和61年4月2日(東京)
第14回日本股関節学会 昭和62年11月14日(高松)
第73回中部日本整形外科災害外科学会 平成元年10月12日-13日(高松)

香川大学 乗松 尋道 第二代教授

香川大学
乗松 尋道 第二代教授
(平成2年4月~平成17年3月)

主催学会 会期
第27回中国・四国整形外科学会 平成6年11月19日-20日(高松)
第95回中部日本整形外科災害外科学会 平成12年10月12日-13日(高松)
1st Asian Pacific Congress of Bone Morphometry 平成16年6月24日-26日(高松)
第22回日本骨代謝学会 平成16年8月5日-7日(大阪)
第37回中国・四国整形外科学会 平成16年11月20日-21日(高松)

香川大学 山本哲司 第三代教授

香川大学
山本 哲司 第三代教授
(平成17年4月~現在)

主催学会 会期
第46回中国・四国整形外科学会 平成25年10月25日-27日(高松)
第48回日本整形外科学会 骨・軟部腫瘍学術集会 平成27年7月9日・10日 (髙松)
第46回中国・四国整形外科学会
(会場 : 高松国際会議場 他)
平成25年10月26日・27日
第48回日本整形外科学会 骨・軟部腫瘍学術集会
(会場 : 高松国際会議場 他)
平成27年7月9日・10日日