がんゲノム医療外来について

がんゲノム医療は、がん遺伝子パネル検査を用いてがん細胞の遺伝子の変化を調べ、個々の患者さんのがんの治療に役立つ情報を得ることを目的としています。

香川大学医学部附属病院は、2019年9月19日付けで、厚生労働大臣より「がんゲノム医療拠点病院」に指定され、がん遺伝子パネル検査を実施しています。

がんゲノム医療外来の流れ

  1. 1予約

    患者さんからの直接予約は受け付けておりません。まずは、現在治療を行っている主治医にご相談ください。その後、主治医からがんゲノム医療外来に予約をしていただきます。

  2. 2受診(検査説明)

    がんゲノム医療外来を受診いただき、検査内容や費用等をご説明いたします。

  3. 3検査

    患者さんから同意取得後、検査機関へがん遺伝子パネル検査を依頼します。

  4. 4受診(結果説明)

    検査結果について、ご説明いたします。検査後の治療については、この検査の結果を参考にして、現在治療を行っている主治医とご相談いただきます。がんゲノム医療外来を受診いただいてから結果説明を行うまでに、約2ヶ月程度を要します。

検査結果からわかること

「がん遺伝子パネル検査」でがん細胞の遺伝子の変化を調べることで、どのような薬剤が効きやすいかということを予測できることがあります。この結果を参考にして、治療効果が期待できる薬剤や、参加できる可能性がある臨床試験・治験の有無を含め最適な治療法を検討します。

また、がんの多くは、生活習慣や環境の要因により遺伝子に変化が起こることで発生するため、このような変化は次の世代に受け継がれることはありません。
一方で、生まれながらに持っている遺伝子の違いが原因で「がん」になりやすい体質になることがあります。
このような「がん」のことを「遺伝性腫瘍」と言います。がん遺伝子パネル検査を行うことで、遺伝性腫瘍の可能性が判明することがあります。
遺伝性腫瘍の可能性が判明することで、遺伝に関する悩みなど、精神的な負担になることもあります。このようなことに対して、「遺伝カウンセリング」も行っておりますので、がんゲノム医療外来でご相談下さい。

検査後の治療について

がん遺伝子パネル検査の結果、現在かかりつけ(通院中)の主治医と今後の最適な治療についてご相談いただくことになります。

費用について

保険診療

※この表は横にスクロールできます。

外来料金
(初回受診時)
保険診療の初診料の0~3割が自己負担となります。
検査名 「OncoGuide™ NCCオンコパネルシステム」
「FoundationOne® CDxがんゲノムプロファイル」
「FoundationOne® Liquid CDxがんゲノムプロファイル」
検査料金 保険診療の検査料金56万円の0~3割が自己負担となります。
検査提出時と結果説明時の2回に分かれて料金が発生します。
高額療養費支給の対象となる場合があります。

保険適応の対象となる患者さんについて

保険適応の対象となる患者さんは、下記の通りです。

  1. 下記のいずれかの診断を受けた方
    • 標準的な治療法が確立されていない希少がんや原発不明がんの方
    • 標準治療が終了となった、あるいは終了が見込まれる固形がんの方
  2. 全身状態や臓器機能等から、がん遺伝子パネル検査施行後に、がん薬物療法の適応となる可能性が高いと主治医が判断した方

ご自身が対象となるかどうかは、現在治療を受けられている主治医とご相談ください。

検査の利点と限界について

がん遺伝子パネル検査を受けることで、今後の治療選択に役立つ情報が得られる可能性があります。
一方でこの検査を受けても、解析に用いた検体の品質や量によっては、解析自体が不成功に終わる可能性があります。解析が上手くいっても、実際に治療薬に結びつく可能性はかなり低いのが現状です。

個人情報の取り扱いについて

患者さんのお名前や検査結果などプライバシーの保護には十分な配慮を行っています。

http://www.med.kagawa-u.ac.jp/hosp/about/privacy/
(香川大学医学部附属病院の個人情報保護について)

外来予約と相談窓口について

がんゲノムに関する相談窓口(問い合わせ先)
がんセンター(がん相談支援部門)がん相談支援センター
〒761-0793 香川県木田郡三木町池戸1750-1
(受付時間 平日 8:30~17:15)
受診予約に関する窓口(問い合わせ先)
※個人での予約はできませんので、かかりつけ医にご相談ください。
 総合地域医療連携センター
 (受付時間 平日 8:30~17:15)