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皮膚科

皮膚のことで皆さんの期待に応えます

大日 輝記 教授

大日 輝記 教授

お知らせ

2023年6月23日
香川大学皮膚科学で、実験助手を募集します。
大学所属の技能補佐員(パート)として、講座に関する実験補助業務等を担当します。
随時採用予定です。募集要項はこちらをご覧ください。

2023年6月1日
当科の診療協力医師(手術)に、高松赤十字病院 非常勤医師の池田政身先生を登録しました。


2023年4月1日
別木祐介医員が岡山大学より赴任しました。
田中久夢医員が入局しました。
榊原絵美優医員が高松赤十字病院へ出向しました。
川真田紗也医員が転出しました。


2023年3月10日
大日教授がテルモ生命科学振興財団2022年度研究助成を受領しました。
東京都の経団連会館国際会議場で贈呈式が行われました。


2022年12月16日
当教室で指導を受けた医学科6年生の藤岡希里子さんが、2022年度日本皮膚科学会トラベルグラントを受領して、第52回日本皮膚免疫アレルギー学会学術大会(名古屋市/ハイブリット開催)で発表しました。
今回、教室員もトラベルグラントを受領して発表しました。


2022年11月30日
大日教授が公益財団法人コーセーコスメトロジー研究財団第33回研究助成を受賞しました。
パレスホテル東京で贈呈式が行われました。


2022年11月10日
当科の診療協力医師に、武岡皮膚科クリニック院長の武岡伸太郎先生を登録しました。


2022年10月22日
当教室で指導を受けた医学科6年生の守安江梨伽さんが、2022年度日本皮膚科学会トラベルグラントを受領して、第74回西部支部学術大会(福岡県久留米市)で発表しました。
今回、教室員からもトラベルグラントを受領して発表しました。


2022年6月8日
医学科5, 6年生を対象としたオープン医局に参加します。
また6月16日(木)18時より、初期研修医および医学科5, 6年生を対象に、医局説明会を行います。
皮膚科のオープン医局は6月中に全6回、水または木曜日17時30分より医局で行います。
日程の詳細は医局に直接、またはメールでご確認ください。
hifuka-m*kagawa-u.ac.jp (*をアットマークに変える)


2022年6月2日
大日教授が令和4年度日本皮膚科学会基礎研究助成(ノバルティス ファーマ寄付)を受領しました。
第121回日本皮膚科学会総会で受領者授与式が行われました。

2022年6月1日
和泉麻衣子医員が高松赤十字病院へ出向しました。

2022年5月18日
今年の米国研究皮膚科学会 (SID 2022) がオレゴン州ポートランドで始まりました。
大日教授がシンポジウムの口演に選ばれました。
1044演題のうち、日本からシンポジウムの口演に選ばれたのは、今回、天谷雅行教授(慶應義塾大学・理化学研究所)のチームと、私たちのチームだけです。

2022年4月25日
新しい教室秘書が着任しました。ご応募ありがとうございました。

2022年4月1日
初診の予約受診(水曜日を除く平日)の地域連携枠を、4件に増やしました。
月曜の再診枠を増やしました。
川真田紗也医員、喜田真里奈医員の2名が入局しました。
片岡晃希医員は京都大学からの出向を終え、大阪府枚方市の星ヶ丘医療センターへ転出しました。

2022年3月7日
香川大学皮膚科学で、教室秘書を募集します。
大学所属の事務補佐員(パート)として、講座に関する秘書業務等を担当します。
4月1日採用予定です。募集要項はこちらをご覧ください。

2022年3月1日
ケーブルメディア四国「イキイキさぬき健康塾」で、大日教授が行ったセミナーが放送されました。
「にきびQ&A『にきびは病気ですか?』」

2022年2月22日
大日教授が、京都大学や理化学研究所との国際共同研究で、アトピー性皮膚炎や乾癬の体表で大量に産生されるペプチドのはたらきを発見しました。

2022年1月17日
尋常性ざ瘡(にきび)の治療に、サリチル酸マクロゴールを用いたケミカルピーリングを自由診療で開始しました。
本院の受診には、かかりつけのクリニックまたは病院からの紹介が必要です。

2022年1月16日
皮膚科に配属された初期研修医の田中久夢が、第43回水疱症研究会で行った発表で、2021年度日本皮膚科学会トラベルグラントを受領しました。

2021年12月20日
大日教授が日本美容皮膚科学会理事に選任されました。
今期、国立大学医学部教授では唯一の理事となります。

2021年12月1日
皮膚がんに対して、放射性同位元素を用いたセンチネルリンパ節生検を本院で再開しました。

2021年11月1日
初診の予約受診(水曜日を除く平日)の地域連携枠を、2件から3件に増やしました。

2021年10月1日
岩田昌史助教が着任しました。
加来洋講師は非常勤講師に役職が変わりました。

2021年7月16日
当教室で指導を受けた医学科6年生の末澤 明(メイ)さん、森 昭博さんの医学論文が、ともに国際医学誌に掲載されました。
・香川大学プレスリリース
・Suezawa et al. Dipeptidyl peptidase-4 inhibitor-associated mucous membrane pemphigoid. J Dermatol 2021.
・Mori et al. Erythema punctatum Higuchi: reconsidering its relationship with adrenergic urticaria and eruptive pseudoangiomatosis. J Eur Acad Dermatol Venereol 2021.

2021年4月17日
大日教授がマルホ・高木皮膚科学振興財団第5回高木賞を受賞しました。

2021年4月1日
榊原絵美優医員が入局しました。

2021年3月11日
大日教授が上原記念生命科学財団2020年度研究推進特別奨励金を受領しました。

2020年7月14日
円形脱毛症に対する局所免疫療法の提供を開始しました。
本院の高難度新規医療技術等評価委員会の承認を得て、自費診療で提供しています。

教授あいさつ

 令和2年4月1日から新しい皮膚科の教授と診療科長を務めています。
 私たちの役目は、皮膚のことで皆さんの期待に応えることです。皮膚のトラブルは、命に関わらなくても、不自由がなくても、他の病気があってもなくても、幸せな毎日の生活を大きく変えてしまうことがあります。また皮膚科は、全ての診療科で一番、病気の種類が多い科の一つです。全ての患者さんが正しい診断、最善の治療を受けられるようにするため、地域のクリニック、地域の病院、内外の大学や専門施設との連携を深めて、最適の場、最適のタイミングで最適の医療を受けられる仕組みをいっそう整えていきたいと思います。
 私たちのもう一つの役目は、未来の皮膚科学、これからの皮膚科の診療を支えてくれる方に出会って、家族や生活を大切にしつつプロフェッショナルとして成長できる場を、ここに用意することです。そして、さらに次の世代が育つサイクルを一緒に回して、魅力あふれる皮膚科医を内外に送り出し続けることです。
 新しい皮膚科も私もまだ未熟ですが、毎日の診療や指導のなかで、病院や大学、地域とともに、これから成長し続けたいと思います。皆さんのご協力、そして、新しい環境で仲間に加わり、共に成長してくれる方々の参加を心から歓迎します。

皮膚科学 教授 大日輝記



診療内容

(1)アトピー性皮膚炎

乳幼児から大人にいたるまで、全年齢のアトピー性皮膚炎の患者さんが対象です。
主な治療:
基本的なスキンケア指導:保湿剤+ステロイド外用剤を中心に、生活習慣などを含めたスキンケア指導を行います。
シークエンシャル外用療法:ステロイド外用剤とタクロリムス軟膏を相互補完的に使い、ステロイド外用剤の欠点である皮膚萎縮や毛細血管拡張の軽減を目指します。(注:本療法は、ステロイド外用剤の使用を否定するものではなく、ステロイド外用剤を適正に使用することを目的としています。いわゆる「脱ステロイド療法」とは全く異なるものです)
難治例の短期集中入院治療
シクロスポリン少量内服療法
光線療法
生物学的製剤(デュピクセント)

(2)乾癬

乾癬の専門的治療を行う外来です。軽症から重症まで、あらゆるタイプの乾癬に対応いたします。ステロイド、ビタミンD3軟膏外用、光線療法を基本とし、重症例ではメソトレキサートやシクロスポリン内服、また2010年から新しく加わった生物学的製剤による治療も積極的に行っています。
対象疾患:
尋常性乾癬 関節症性乾癬 膿胞性乾癬 乾癬性紅皮症
主な治療:
ステロイドおよびビタミンD3軟膏を中心とした外用療法
光線療法(PUVA、ナローバンドUVB)
全身的治療法(シクロスポリン、メソトレキセートなど)
生物学的製剤(ヒュミラ、レミケード、ステラーラ、トルツ、コセンティクス、ルミセフ、トレムフィア)
PDE4阻害薬(オテズラ)

(3)膠原病

各種膠原病の専門的治療を行う外来です。
主な対象疾患:
全身性エリテマトーデス(SLE) 円板状エリテマトーデス(DLE)
強皮症 皮膚筋炎
主な治療:
ステロイドやヒドロキシクロロキン内服、ステロイド外用が基本ですが、多彩な病状に合わせて、関連各科との連携を行いながら治療を行います。

(4)皮膚腫瘍全般

主な対象疾患:
良性腫瘍(母斑細胞性母斑/粉瘤/血管腫など)
悪性腫瘍(有棘細胞癌/基底細胞癌/悪性黒色腫など)
主な診断方法:
ダーモスコピー
皮膚生検
超音波検査
センチネルリンパ節生検(色素法、RI法)
画像検査(CT,MRI,PETなど)
主な治療:
外科手術
放射線
薬物
保存的治療法(凍結療法など)

(5)しみ、あざに対するレーザー治療

主な治療と対象疾患
Qスイッチアレキサンドライトレーザー:
青あざ(太田母斑 異所性蒙古斑)
茶あざ(扁平母斑)
刺青(外傷性刺青、装飾刺青)
色素レーザー:
赤あざ(ポートワイン血管腫、いちご状血管腫、毛細血管拡張)

対応疾患

アトピー性皮膚炎、乾癬、膠原病、皮膚遺伝病、皮膚腫瘍全般、しみ、あざ