終末期成人看護学

 

「その人らしい生」をチームで支える

教 育

終末期成人看護学では、人生の最終段階にある人とその家族を支援するための看護実践能力について学びます。具体的には、疼痛や症状のマネジメント、安楽を提供できる技術、看取る家族への援助、生きることと死ぬことへの意味とその過程への理解、倫理的課題への理解、意思決定支援などです。このような能力を育成するために、事例を用いて患者家族が何に困っているのか、どのようなことが大切だと思っているのか見出しながらアセスメントを行い、患者家族と目標を共有してどのような支援ができるのか明確にし、学習した知識を統合して活用できるようにしています。

研 究

  • がん患者の情報ニーズに関連したコンフォートを促進する支援プログラムの開発
  • シミュレーションにおけるデブリーフィングに関する文献レビュー
  • 看護学生の人生の最終段階にある人に向き合う力
  • COVID-19状況下における看護師の倫理的課題

学部学生の研究テーマ

  • 人生の最終段階にある人に関わる看護学生のもつ前向きな力
  • 高齢者が人とかかわりながら築く老いを生きる有り様
  • 高齢者が抱く死の肯定的な捉えに関する文献レビュー

社会貢献

1.がん看護
・香川県がん患者会を支援しています。
2.看護教育
・赤十字救急法等指導員であり香川県支部に所属しています。
・香川県看護協会教育委員会委員として、人々の健康な生活の実現に向けて、教育委員の皆様と協働して
 活動しています。
・高知女子大学看護学会誌査読委員をしています。

教職員

職名氏名専門分野
講師  金正 貴美  成人看護学(終末期看護、がん看護、慢性看護、周術期・リハビリテーション看護)