生体分子の駆動機構を解明し、
生命の理を探求します。
《学部教育》
当講座では以下の授業科目を担当しています。
○生理学Ⅰ(医学科2年次)、生理・薬理実習(医学科3年次)
○症候論(医学科3年次)
○医科学研究(医学科3年次)
《大学院教育》
○医学科博士課程:生体分子センサー特論、イオンチャネル病、神経生理学、医科学概論・特論実技指導セミナー
イオンチャネル、受容体やトランスポーターは、われわれヒトの心臓や脳の電気的活動の基盤となる他、細胞内環境の情報を他のシグナルに変換する分子センサー機能、体液濃度を調節し生体ホメオスタシスを維持する機能などを有する重要な膜蛋白質群です。当研究室では、生命科学や医学における重要な課題に対して物理化学的な視点から答えることを目的として、電気生理学、蛋白質科学、構造生物学、計算化学などの手法を取り入れ、膜蛋白質の駆動機構を明らかにする研究を行っています。マクロな生命現象や病態像を蛋白質のミクロな挙動に基づき説明する「分子生理学」研究を展開しています。
Key word 1:電位依存性イオンチャネル (Hv, Kv, Nav, Cav), TRPチャネル,
ATP受容体, Ach受容体, グルコーストランスポ―ター, アンキリン
Key word
2:分子センサー機能(膜電位、温度、酸化還元、酸・アルカリ、機械刺激、脂質・糖質)
Key word 3:糖尿病、不整脈、高血圧、四肢麻痺、温・痛覚、生体防御