分子生理学講座

香川大学医学部

Molecular Physiology & Biophysics, Faculty of Medicine, Kagawa University
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お知らせ

  • 基礎研究者を志す学部学生welcomeです!詳細は下にあります。

新着ニュース

2024年3月22日
渡部さん(医学科6年)の論文が、Journal of Biological Chemistry誌に掲載されました。
2023年11月14日~16日
日本生物物理学会第61回年会にて、川鍋講師がイオンチャネルに関するシンポジウムをオーガナイズしました。
シンポジウムタイトル「多彩なアプローチによるイオンチャネル研究」
2023年10月30日~11月1日
第96回日本生化学会大会にて、神鳥助教がポスター発表を行いました。
2023年10月1日
藤原教授が広島大学医学部に異動しました。今後も当研究室の客員教授となり、教育・研究指導を行います。
2023年9月4日~5日
生理研研究会「構造情報を基盤とした膜機能分子の生理機能理解に向けて」にて藤原教授が講演しました。

過去のニュースはこちら

最終更新 2023年11月


基礎研究者を志す学部学生welcomeです!

在学中に論文を書きたい。
医学部で習うことは肌に合わない。
将来の進路の可能性を広げたい。
人と違ったことをやりたい。
未知の生命現象を探求したい。

動機は何でも構いません。一歩踏み出す勇気に敬意を表します。
現在、数人の学部学生が自主的に研究を行っています。
当たり前のように学会発表し論文投稿する人も居ます。

生物物理学の研究なので、みなさんが高校生の頃得意だった物理や化学が活かせます。
動物実験はありませんので、毎日の世話は要りません。
実験につかうサンプル(細胞や蛋白質、遺伝子)は冷凍できるので、時間を見つけて実験を進めることが出来ます。
実験して得たデータの解析に机上で頭を使います。
まさに皆さんに適した研究室です!

僕は学部生の頃、実験セットを作る工作(電子、金属、プラ)が楽しかった気がします。
そういうのもあります。

(藤原客員教授)

教授からのメッセージ

生体分子の駆動機構を解明し、生命の理を探求します。

当講座では生命活動の分子基盤となる機能性蛋白質”イオンチャネル”・”受容体”・”トランスポーター”を研究対象としています。これらは、心臓や脳の電気的活動基盤となる機能の他、細胞の環境情報を受容して他のシグナルに変換出力する分子センサー機能、体液濃度を調節する生体ホメオスタシスの維持に重要なはたらきをします。

これらの膜蛋白質の駆動機構を明らかにするためには、旧来からの医学研究のみならず多面的な研究手法が必須であるため、電気生理学、蛋白質分析化学、構造生物学、計算化学などの手法を取り入れ、研究を推進しています。このように当講座では、生命科学や医学におけるマクロな課題に対して、分子レベルのミクロな物理化学的視点から答えることを目的として、分子生理学研究を展開しています。

(分子生理学講座客員教授 藤原祐一郎)