我々の周産期学婦人科学講座は前身の香川医科大学開校時、日本で初めて周産期医学(産科)を専門とする周産(生)期学と婦人科学を専門とする産科婦人科学の二つの講座からなる体制でスタートしました。平成13年7月から二つの講座を統一して、周産期学婦人科学として新たなスタートを切っています。平成15年10月には旧香川大学と旧香川医科大学が統合され、新しく香川大学医学部母子科学講座周産期学婦人科学となり現在に至っています。
我々の教室は香川県における総合周産期母子医療センターとしてすべてのハイリスク妊娠及び分娩を取り扱っており、香川県の母子医療の向上および増進に大きく貢献しています。また、香川県の婦人科悪性腫瘍の集学的治療(手術、放射線療法、化学療法)の中心施設として、その予後の改善に向けて日々努力しています。婦人科良性疾患の手術においては、近年の低侵襲手術のニーズにも応えられるように腹腔鏡手術も積極的に取り入れるようにしています。
我々は世界に通用する産婦人科医の養成、讃岐の丘から世界へ発信できる研究者の育成、そして香川県における母子保健ならびに女性のヘルスケアのさらなる向上に向けて県民の皆様と共に邁進していきます。