香川大学医学部 国際交流・国際貢献

 

国際交流の目的(理念)

 香川大学医学部の基本理念は以下のとおりです。

  1. 世界に通ずる医学及び看護学の教育研究を目指す。
  2. 人間性の豊かな医療人並びに医学及び看護学の研究者を養成する。
  3. 医学及び看護学の進歩並びに人類の福祉に貢献すると共に地域医療の
    充実発展に寄与する。

 国際交流活動は、上記理念を実現する有効な方法のひとつとして位置付けられます。

 香川大学医学部が平成13年に策定した「香川医科大学国際交流指針」では、『交流校との相互協力・相互扶助を介して真の「国際的人間関係」を構築することを目標と定め活動する』ことを基本理念として位置付けています。

 平成22年に、国際交流委員会では、平成13年度以降10年間を経て変化してきた国際交流の進捗状況を鑑み、またさらに今後10年間程度の交流の方向性についても議論を重ねて医学部の新しい交流指針(理念)を以下のように定めました。

国際交流をとおして、グローバルスタンダートを有した「学生」「医師」「看護師」「研究者」の育成を行うとともに、人類の福祉や地域への貢献を行う。

国際交流指針

国際交流の行動目標(6C

世界の大学との国際交流地図

グラスゴー大学 ニューキャッスル大学 ロンドン大学セントジョージ医学校 昆明医科大学 河北医科大学 中国医科大学 チェンマイ大学 ブルネイ・ダルサラーム大学 カルガリー大学
  1. 焦点を絞った重点的な交流活動を行う = Concentration
     数多くの交流先と浅く交流するのではなく、焦点を絞って交流活動を行います。これまでの活動方針を継続し、数より質の姿勢を継続して貫いていきます。これまでと同様に、コーディネーター制を十分に活かして、各大学と密な連携を取り、さまざまな活動を行っていきます。
  2. 点でなく線で結べる交流に持って行く = Connection
     個々の大学との交流を集中的に進めることに加えて、複数の交流先の大学を戦略的に連携していくことが大切です。以下の2ラインを意識して展開していきます。

    ○ASEAN諸国との関係のラインを強化する
      → ASEAN諸国との交流を活性化するとともに、香川大学医学部の存在を示します。
    ○英国圏の諸国との関係のラインを強化する
      → Common Wealth Countries との関係で香川大学医学部の存在を示します。
  3. 拠点交流先を核としたコンソーシアムを形成する = Consortium
     国内・海外において複数の大学とコンソーシアムを作ることが重要です。
     チェンマイ大学との交流では、香川大学の拠点大学と定め複数の学部が参加しています。そして、同大学を核としてタイ国内の他大学との連携や、周辺諸国(CLMV諸国)との連携を模索しています。
     またブルネイ・ダルサラーム大学との交流では、ブルネイ大学を核としてフィリピン、インドネシア、マレーシア、シンガポールなどの主要大学との連携を図ることを目指しています。
     このようなコンソーシアムの構築により、主たる活動を核となる大学と行うことで、香川大学医学部の交流方針に基づき、コンソーシアムに参加する大学へと連携を波及することが可能です。 Human resourcesの確保や、varietyに富む選択肢を作ることが可能です。
  4. 政府機関等と協同したプロジェクトを展開する = Cooperation
     国際交流活動を個人あるいは一組織レベルで細々とやるのではなく、医学部国際交流委員会が医学部の交流戦略を掲げて、日本国外務省、各国大使館、JICA, JST, JSPSなどと密接な連携を取り実施します。そして競争的資金獲得のための下地を作り、各種の競争的プロジェクトを獲得することが必要です。
  5. コミュニティとのネットワーク作りを強化する = Community-based
    ○香川県、三木町、各種交流団体、NGO/NPO団体、学生組織との連携
     地域のコミュニティーとのネットワーク作りは非常に大切です。医学部はカルガリー大学医学部との交流を介して三木町と非常に密な連携を取り、現在三木町が姉妹町付き合いをしているディズベリー町を紹介しました。三木町の中学生が毎年15名ホームステイに訪問しています。
     こうした地域自治体との連携により、地域貢献として大学の国際交流が果たす役割が明確化になります。香川県国際課(香川県の姉妹都市の大学との交流)、県下の交流団体、NGO/NPO団体との連携も重要です。
  6. 香川や交流先の地域社会のニーズに合った医学的貢献を行う = Contribution
     医学部および医学部附属病院の持つ知識やノウハウを、教育、研究、医療などの面で提供し、交流先や地域社会に貢献を果たします。そのためにも地元のニーズ、あるいは交流先のニーズを十分に把握し、それに対して有効に貢献することが重要です。

国際交流の方策

  1. 医学部国際交流委員会が医学部および附属病院の窓口となる
     医学部においてはこれまで、附属病院の窓口が明確でなかったのですが、平成20年度に、医学部国際交流委員会が医学科、看護学科、附属病院を一本化した窓口となることを決めました。今後医学部国際交流委員会が、医学科、看護学科、附属病院の交流の窓口となって活動していきます。(下図)
    国際交流実施体制
  2. 学生のニーズや、教育レベルに対応できるプログラムを増やす
     医学科、看護学科の学生(学部学生、大学院生)の人材育成事業は、これからの国際交流の根幹を成すものです。学生のニーズの多様性や、教育(実習)レベルの妥当性などに対応できるプログラムを増やしていきます。このため適切な交流校を増やしていくことも必要となります。(下図)
     例えば医学科においては、低学年では、まず海外を経験するステップ(この場合も何か医学・看護学に関連する課題を設け勉強します。単に語学研修で終わらせません)、CBTやOSCEなどを勉強するステップ、臨床研修など実習を行うステップ、更にUSMLEやMRCGPなどを取得し、北米やイギリス圏での研修を目指すステップなどを設けます。
     看護学科においても、海外留学や研修を希望する学生は少なくありません。現在は、こうしたプログラムがないため、早急に派遣(受け入れ)プログラムを設置します。

    多様な派遣先の提供
  3. 情報発信の充実を図る
     充実した情報発信は特に国際交流においては重要です。ホームページの充実とアップデートを図る必要があります。医学部では、日本語のホームページのフレームに沿って訳するのではなく、留学生や外国人教員に英語版の独自のHPの枠組みを作ってもらう作業を開始しました。つまり、留学を希望する人、共同研究を希望する人に優しく魅力的な構成になるように工夫します。全学の英語版(他に中国語版も必要か)のHPともリンクしますが、それもこの際に一新する必要があります。
  4. 留学生、派遣学生の組織化・ネットワーク化を図る
     チェンマイ大学では農学部が中心に香川大学で勉強した人たちの同窓会組織を作りました。そうした取り組みを医学部でも広げる必要があります。留学生(現役、過去の人も含め)の組織作り、香川大学から協定校などへ派遣された経験者の組織作りと、ネットワーク化が必要です。学生や留学生の力は計り知れないほど大きいものであり、それをうまくシステム化することで「学生中心の交流」を実現します。彼らの力とアイデアをくみ上げることのできる体制を作ります。
     行動目標として掲げた、5.コミュニティとのネットワーク作りや、6.香川や交流先の地域社会のニーズへの医学的貢献などの実現にも学生に積極的に参加してもらいます。
  5. 新しい海外研修システムを作る
     学生の国際交流事業への参加希望者は多く、こうした熱意をさらにステップアップして、USMLEやMRCGPを将来取得し、アメリカやイギリスで臨床研修をするような学生たちのネットワークを作っていきます。こうしたネットワークに、学部生のみならず、研修生、大学院生、卒業生、医局員なども参加してもらえるように持って行きます。国際交流活動を英語の勉強のモチベーションとして活用するように持って行くことも重要です。
  6. インターナショナルオフィスや他部局との連携を図る
     全学の国際交流を遂行するインターナショナルオフィス(下図)ができ、医学部もこれをうまく活用して共同で国際交流を推進する必要があります。その中で他部局との連携が重要になってきます。 例えばチェンマイ大学では、農学部、工学部、医学部に加えて社会科学系の学部も交流に参加し大きな広がりを見せています。またブルネイ・ダルサラーム大学との交流でも、農学部や教育学部との共同体制を作ります。

    香川大学インターナショナルオフィス構想

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〒761-0793
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TEL:087-898-5111 (代表)

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