2020年12月10日  その他

新しい医療・学術領域として、「Onco-Hypertension」を提言する英文総説がHypertension誌に掲載されます(薬理学・西山 成教授)

高血圧症は、脳・心・腎の病気の原因として最も重要です。生活習慣の変化に伴って、国民の3人に1人は、高血圧であるとされています。一方で、超高齢化社会を迎えている日本では、2人に1人は癌を患う時代になってきました。このように、高血圧と癌を合併している患者さんが激増していますが、その対策については全く進んでいません。
これに対して、今回、香川大学が中心となり、「Onco-Hypertension(癌高血圧学)」という新しい診療・学術領域を、世界に先駆けて提唱します。詳細につきましては、高血圧学領域で最も有名なHypertension誌(2019年インパクトファクター 7.713)より世界に向けて発信されます。
今後、この新しいコンセプトに基づいて、医療関係者や研究者の力を集結させ、ガイドラインの作成や新しい診断・治療法の開発を目指します。

詳細については下記URLをご覧ください。
https://www.ahajournals.org/doi/10.1161/HYPERTENSIONAHA.120.16044?url_ver=Z39.88-2003&rfr_id=ori:rid:crossref.org&rfr_dat=cr_pub%20%200pubmed