2014年03月17日  イベント・学会 学部生・院生

第4回医学生と知事との意見交換会が行われました

平成26年2月28日、香川県と地域医療教育支援センターの共催で恒例の"医学生と香川県知事の意見交換会"が行われました。香川県医務国保課のご協力で、地域医療教育を担当する当センターが発足した22年末度に始まり、第4回目となる今回は、香川県庁21階の特別会議室をご準備いただきました。香川大学で開発され県が特産品として売り出し中の希少糖入りのお菓子でおもてなしを受け、大学からは森望医学部長、県からは大津佳裕健康福祉部長らが見守る中、浜田恵造知事と医学科生9名、初期臨床研修医1名が、緊張の中にも和やかな雰囲気で意見交換を行いました。
今回は、島嶼部の地域医療について、香川県の医師キャリア支援について、そして、糖尿病対策などの香川県の健康政策について主な話題でした。県から修学金を貸与されている学生から、卒業後の配置などについての質問があり、知事からは、広く海外にさえも展開できるような柔軟な運用を目指したいとの回答がありました。県の医師キャリア支援事業"resident@かがわ"の紹介に対しては、2017年開始予定の新専門医制度との整合性など、具体的な課題を提案する学生もありました。さらに、県の健康政策については、この附属病院の同じ町内の三木中学の校医である松原奎一先生が、全国に先駆けて開始した子供を対象としたコレステロール値などの測定が高く評価されていることもあり、生活習慣病の予防重視の観点から、香川県は、小学4年生の血液検査の支援を開始したことなども紹介されました。
充実した75分間の情報交換会の締めくくりは、知事を囲んでの記念撮影、そして最後に、夜間は一般公開されていない21階展望フロアからの"県都の夜景"を見せていただきました。