ご 挨 拶 

 第95回日本生理学会大会を、平成30 (2018) 年3月28日(水) ~ 30日(金)の3日間、高松市にて、サンポートホール高松および高松シンボルタワーを主会場に開催いたします。

 生理学とは、生命現象の理(ことわり)すなわち生体の働きとその仕組みを研究する生命科学の根幹をなす学問分野です。日本生理学会は、大正11 (1922) 年に発足して以来、ほぼ1世紀にわたり日本のみならず世界の生理学の進展に貢献してきた歴史ある学会です。第1回大会を大正11年に開催して以来ほぼ毎年開催され、平成30年の大会で95回を数えます。大会は国内外の生理学研究者に最新情報の交換と討論の機会を提供し、生理学の研究と教育の進歩、発展に大きく寄与して参りました。四国での開催は平成6(1994)年高松市にて第71回大会を開催して以来24年ぶりとなります。

 第95回高松大会では、学究の道を一歩一歩進む研究者を遍路の巡礼者に擬え、苦労の後に真理を見つけ(悟り)、それを未来への飛躍へとつなげるという意味を込め、大会テーマを「遍くめぐる生理学の路 ~生命科学の飛躍のために~」といたしました。参加者が最新の研究成果を発表し、議論する場を提供するとともに、現在の生理学研究を多領域、多階層で遍く俯瞰する機会を提供し、研究者個人として、また、生理学会として、未来の生理学および生命科学へと飛躍する路しるべの大会となることを目的としています。

 そのために、参加者による一般演題発表(口述およびポスター発表)に加え、国内外の著名な科学者を招聘し、ご講演いただきます。大会テーマに基づいて各種シンポジウムを企画するとともに、最先端の研究を系統的に深く議論するために学会員の発案によるシンポジウムを広く募集いたします。また、生理学の教育者としての資質向上を目指した教育プログラムも開催いたします。さらには、生理学の最先端研究成果を広く社会に還元するアウトリーチ活動の一環として市民公開講座を併催いたします。また地域の大学生のみならず中学・高校・専門学校生も対象とした生理学に関連する各種教育プログラムの企画を予定いたします。多数のご参会をお待ちいたします。

 ご参会頂く皆様にとりまして有意義な学会となりますよう企画運営に当たる所存です。本大会の趣旨にご理解を頂き、ご支援とご協力を賜りますようにお願い申し上げます。

2017年5月吉日