総合診療学

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舛形 尚 教授

「病院の総合内科医」と「地域の総合診療医」の専門医養成

教 育

現代の超高齢社会では、地域の基幹病院で複数の臓器別疾患に対応して総合的に救急診療まで含めて「総合内科医」として診療ができ、また一方では在宅ケア、介護、予防医療、生活支援までの地域包括ケアシステムの担い手として地域を診る「総合診療医」の両方の社会的ニーズが高まっています。当科では両方の専門医養成を目指して大学病院では初診外来、入院診療の診療スキル、診療マインド、研究心、および臓器別専門診療科との連携のしかたを学び、また香川県内の公立病院との連携のもと在宅医療、地域医療を学べるよう努めます。

研 究

身近な臨床的疑問から臨床研究を行う研究心を持った医師を養成するとともに、自分で行った検査・治療が患者に与えた効果や有用性を報告して医療に貢献することを目指して臨床研究を実施します。細分化された領域にとらわれずむしろ細分化された分野を組み合わせて新しい研究テーマを見出す研究を行います。

  1. 不明熱の原因分析、総合診療外来患者の解析に関する研究
  2. 高齢者および高血圧、糖尿病など生活習慣病患者の心機能に関する研究
  3. 血清中マイクロRNAを用いた炎症性腸疾患に対する疾患鑑別および病勢判定の確立
  4. 広基性大腸病変に対するD-ソルビトール溶液を用いた内視鏡治療手技の有用性に関する検討
  5. 肺高血圧症診断および治療に関する臨床的研究
  6. 虚血耐性exerciseと海馬のmicro RNAの検討
  7. 急性間欠性ポルフィリン症に対する発作予防目的のヘミンの定期投与

教職員

職名氏名専門分野
教授
舛形 尚
総合診療医学、内科学一般、循環器内科学、超音波医学
講師
谷内田 達夫 総合診療医学、内科学一般、消化器内科学 
講師
石川 かおり
総合診療医学、内科学一般、循環器内科学
病院助教 野中 和香子
総合診療医学、内科学一般、神経内科学