生化学



酵素の機能解析を通じて脂質分子の
新たな生理作用を解明します

教 育

当研究室では,医学科2年次の「生化学」を主たる担当科目とし,以下の授業科目を担当しています。

【学部教育】
○医学科1年次:早期医学実習Ⅰ
○医学科2年次:早期医学実習Ⅱ,生化学(講義および実習)
○医学科3年次:内分泌代謝ユニット,課題実習
○医学科6年次:医学実習Ⅱ
○臨床心理学科2年次:人体の構造と機能及び疾病Ⅳ(生化学・分子生物学入門)

【大学院教育】
○医学系研究科博士課程
脂質生物学
酵素学実験法
実技実習セミナー

研 究

当研究室では,種々の脂質メディエーターの代謝酵素の機能解析を行い,代謝調節機構を明らかにすることにより,脂質メディエーターの生理的役割を解明することを研究目的としています。特に,カンナビノイド受容体の内因性リガンドとして発見されたアナンダミドと関連脂肪酸アミド化合物(N-アシルエタノールアミン)の代謝酵素の研究に力を入れており,その生合成にかかわるホスホリパーゼD型酵素(NAPE-PLD)とカルシウム非依存性N-アシル転移酵素群(PLAATファミリー),及びN-アシルエタノールアミンの加水分解を担うリソソーム酵素(NAAA)を世界に先駆けて発見し,あるいはcDNAクローニングを行なう等の成果を上げてきました。現在,引き続きこれらの酵素を含むN-アシルエタノールアミン代謝関連酵素の解析を進めています。

教職員

職名氏名専門分野
准教授 宇山 徹 脂質生化学,酵素学
助教 佐々木 すみれ 脂質生化学,酵素学,栄養学
事務職員 小川 紀枝