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今日免疫学は生体防御機構や疾病発生機序の理解を通して、診断や治療などに不可欠なだけでなく生物学の中心的課題となっている。現代免疫学の基本的事実、原理の単純な記憶ではなくその発見のルーツとなった実験系や方法論を十分に理解しうる内容とする。学生各自の自主性を重んじ、ユニークな発想を持つ医学者を育成したい。
ガレクチン9は当教室にて新規好酸球誘導因子として同定され、さらにがん細胞の凝集活性、活性化T細胞の細胞死誘導等、様々な生物活性を有することが見いだされた。興味深いことにガレクチン9は獲得免疫系のTh1とTh17細胞の機能を抑制する一方で、自然免疫系の樹状細胞に対しては逆に機能を増進する。このように免疫系において正と負、両方の調節を担うガレクチン9の免疫維持機構解明により、免疫機能異常により誘起される様々な疾患や悪性腫瘍に対する新しい考え方を通して治療応用を目指し、研究を進めている。
職名 | 氏名 | 専門分野 |
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教授 | 平島 光臣 | 免疫病理学 |
助教 | 大水 総一 | 免疫学 |
助教 | 仁木 敏朗 | 免疫学 |
助教(研究休職) | 有川 智博 | 免疫学 |
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